先日、朝日新聞の偉い人が謝罪していた。
新聞に嘘の記事を書いてしまったというのである。
『従軍慰安婦問題』についてである。
その記者会見で、偉い人は、「なぜ、このような事実に反する記事が出てしまったのか。」という問題の説明について、「チェック機能が不十分だった。」と言っていた。
とんでもない間違いだ。
<基本的理念が左過ぎて自虐的外交が脊髄の中心>みたいな人間がたくさん居て、そんな人間の集まりであるから、書くのもいい加減なら、チェックする人間も左過ぎだから、ノーチェックで嘘を書いてしまう訳だ。
もう少し正確に表現すれば、取り合えず、左気味に書いておけば、会社名で安泰であり、上司からも睨まれないで済むのである。
ところで、某放送局で社員が痴漢行為をして、上司が引責辞任したケースを思い出した。
「世間様をお騒がせして誠に申し訳ございませんでした。責任を取って、引責辞任させて頂きます。」という記者会見。
外人からの質問で、「世間様とは、どこにいる人ですか。」と聞かれて訳せずに苦労したことがある。
悪いのは、痴漢した人間であり、監督責任というのも、首を傾げる。
飲食店では、お客様がお腹を壊して食中毒を出すと、営業停止になる。
しかし、朝日新聞の場合は、悪影響が国際問題化しており、国益にも反するだけでなく、「20万人もの女性が性奴隷として・・」などと話しは尾ひれがついて、問題化している。
報道機関には、言論の自由が保障されている。
高度な権利である。
それだけに、痴漢でも引責辞任するけれど、食中毒でも営業停止になるけれど、朝日は営業停止にもならない。
高度な大きい権利は、もっと大きな倫理観や社会的責任があるのではなかろうか。
チェック機能程度で話を済ませるのは、どうかと思う。
私は右翼ではない。
歴史についても真摯に反省するべき点はあると考えているし、繰り返すべきではない問題も決して少なくない。
また、政権与党の言動についても、間違いを正すことは社会正義であり、歓迎するべきことである。
しかし、イカサマ、インチキの記事では、世の中を誰が正すのか、情けない限りだ。