先日、都内の『ピノ・●●●』という、アパートと言うべきか、マンションと言うべきか、いずれにしても小規模の賃貸住宅に関して、不動産管理会社からねずみ駆除の現地調査と見積書の提示を求められて、現地に行って来ました。
限られた時間内の調査で、取り敢えず外部からの侵入口をひとつ見つけました。
「調査報告書に1箇所侵入口がありました。」と書いて、見積書と合わせて提出しました。
すると、管理会社の担当者は、「上手に説明できないから、電話での問い合わせに回答してあげて下さい。」と言うことなので、電話を待っていたら、すぐに掛かってきました。
これがスゴイ。
家主のお嬢様のようだが、スゴイ。
「うちはね、あの建物はセキ■イの建物だから、修理もセキ■イにやらせるわけよ。」
「だから、お宅の会社は、侵入している箇所を見付けたというのだから、教えてちょうだい。」というのである。
私は、このように回答した。
「駆除業者は肝心な場所について、教えないものです。なぜなら、そこを閉鎖されてしまったら、場合によってはネズミの逃げ道を閉鎖する場合もあり、建物内に閉じ込めてしまいます。死んでしまえば、ウジが湧いたり、臭かったり、大変なことになります。だから、追い出すために必要な穴なので、素人さんやネズミを知らない建設業者などに閉鎖されてしまうと困ってしまうのでお教えできません。」
その上、「限られた時間内の調査ですので、他にも侵入口があるかも知れませんし、何回も通って、経過観察しながら探査を繰り返し、他にないと判断付くまで通うわけです。」と答えました。
すると、「随分ひどい業者ね、お客に教えもしないで。」というのである。
調査は無料だと謳っているので、請求する気もないが、仕事を受注するための行為だという認識は、現代のお嬢様にはないようだ。
ちなみに、セキ■イハウスの建物は、大変良くできていて、基本的にはネズミが侵入することはゼロに近いのです。
しかし、過去18年間の間に、数件は管理会社の積●不動産様からご用命を頂いて、弊社にて止めたことがございます。
それらのいずれもが、今回と同様に、二次工事の電気屋さんのミスなのです。
エアコンを取り付け時に、穴を開け、配管を通したまでは良いのですが、隙間を埋めていないのです。
王女様のお嬢さんに、命令されて○○ハウスの担当者は、行くことは行くだろうけれど、電気屋さんに請求するのだろうか。
それとも、電気屋さんのミスですから、当社に責任はありません。と言うのだろうか。
家主は、王様なのでしょうか。
建設会社に責任を取らせる、と言いたいのでしょうか。
・無料の現地調査だけさせて、侵入箇所を教えてくれれば良い。
・施工は建築会社にさせるから。
こういうオーナーは、実名を公表したいところだが、将来のあるお嬢様のようなので、要注意人物として、弊社の社内データへ登録するだけで済ませることにした。