物流センターという広い建物に、1匹のネズミが侵入すると、大問題になり最終的に弊社でお仕事を頂戴することが多い。
なぜなら、他社では止められないからだ。

先日も東京湾沿いのある大規模物流センターからご依頼を頂いた。
ねずみ駆除大手のI消毒が3カ月間にわたって、毎日施工に来てもチョコレートの喫食被害が止められず、荷主のメーカーから流通業者として、取引停止にするという通告まであり、真っ青になって弊社に駆け込んで来られた。

ご依頼を頂いて、1週間後には駆除に成功し、数々のチョコレートが被害に遭っていた冷蔵エリアから、ネズミの姿は消えた。

一昔前まで、倉庫にネズミは当たり前だった。
ところが、消費者からメーカーに苦情が行くようになってから、時代の制度は一変した。
製品の一部に印刷されている『お客様相談室』という0120-で始まる電話番号に消費者から直接クレームが届くようになった。
だから、大変なことになるわけだ。

以前は、買ったお店に持って行って、正常な製品と交換してもらった。
だから、お店さんの段階で、「申し訳ございませんでした。」と謝ってもらえるわけだから、お客様の声はメーカーまで届かなかった。

それがお客様から直訴されることで、メーカーは流通業者に雷を落とし、以後取引停止するぞ、などと脅かされれば、駆除施工しない訳に行かなくなった。

だから、最近では新規取引の開始の際には、メーカーの品質管理部あたりの担当者が、倉庫の隅から隅まで観察し、ネズミのフンのひとつでも発見すれば、改善依頼書なるものが出され、事態は一変。

だから、ネズミ駆除ということになる。