自宅の近所ばかり歩いていると飽きてしまうので、電車で離れた場所まで行って、そこから帰宅しながらウォーキングするというのをやっている。

そんなウォーキングの途中で、数カ月間空き地だったところに、これから建物を建設する旨の看板が立てられた。
1番上の欄は、施主の個人名。3文字だった。苗字は金さんとなっている。在日の韓国籍の方だろうか。それとも中国人の富裕層だろうか。などと直感した。
300坪ほどの大きな土地、土地の300坪は、坪単価を300万円で計算したとすると、9億円にもなる。山手線の中の第一種住宅専用地域であり、超一等地なので、あまり大きく外れている金額ではないと自信がある。
建物は、地下1階に地上3階の専用住宅となっていて、旭化成ホームズが施工者となっている。いわゆるへーベルハウスであろうか。豪邸と言える範疇ではなかろうか。

この施主の金さんというお名前が妙に印象的で、帰宅後にメールの着信などチェックした後、ググってみた。
このグーグルの検索によると、本人かどうか分からないが、同姓同名の方が江戸川区内の病院の整形外科の先生ということが判明した。

私が建築主だったら、施主欄に名前を出してほしくないのではなかろうか。と推察した。一生で一番大きな買い物であり、どれくらいの予算を掛けた物なのか、知られたくない。自動車などはどうしても車種や年式などで、明らかになってしまうけれども、自分で建てる建物ぐらい、伏せておきたいと考えるのは普通ではなかろうか。

一方、友人が心筋梗塞になってしまったので、先日お見舞いに行ったら、「ご本人様のご希望で」という理由により、病室のデータなどが開示されないとして、お断りされてしまい、生花を持ち帰った。

このように名前を伏せたくなる気持ちは、良く理解できる。私が施主だったら、個人名など出したくない。
一生のうちで最も高い買い物、または、最も大きい借金などというものがあるであろう。
だけどあからさまに表示しなくてはならない。保護されている個人名と義務として否応なく応じなければならない。という問題の両立が難しいと実感した。