先日、スタッフと一緒に世田谷区内の豚丼店に行った。
以前にも書いたようにスタッフのマイブームがラーメンから、豚丼に移行しており、各地の豚丼店を訪れるようになった。
そして、夜のメニューとして、『豚のしゃぶしゃぶ』というメニューと豚丼をオーダーした。
この『豚のしゃぶしゃぶ』がスタッフ間の話題になった。
店内の壁には、創業50年になる某精肉店の店主が、やっと見つけた究極の〆麺として、『サッポロ一番塩ラーメン』だと掲示されている。
そして、〆の麺を下さい。とオーダーしてみたら、『サッポロ一番塩ラーメン』が袋のまま出てきたのである。
そして、それを入れて食べてみたら、正直なところ、全員が不味いという裁定だった。
いや、最低だった。
サッポロ一番塩らーめんは、それだけで食べると充分に美味しい。
しかし、この店の豚しゃぶしゃぶに使用すると、まったく合わない。
1380円のしゃぶしゃぶに〆の麺として注文すると、+300円となっている。

我々も各地で、しゃぶしゃぶを頂き、〆の麺として中華麺を頂くことが少なくないが、往年のインスタント麺の範疇であり、近年の進化した生麺に近い麺ではなく、いわゆるお湯掛けて・・に近い麺であった。
その上、袋の中に入っている味付けの袋は、各自が好みで使用して下さい、というのである。

お客様に対して、丹念に丹精込めてお作りし、召し上がって頂く、という基本姿勢がない。
スタッフの中には、食に対する哲学ない、と言い切った者さえいた。
豚丼が出てくるだけでも30分待たされ、接客もなっていないし、肉にタレが絡んでいないし、まぁ、過去最低の豚丼店に入ってしまったと後悔している。

我々もネズミ駆除業に関する哲学の点検からしなければならないかも知れない。