乱立できる業種と存続できない業種

ある美容室の経営者に聞いた話ですが、日本の美容室はギネスブックにも載っているそうですが、世界一の軒数だそうです。

日本全国のコンビニエンス・ストアの軒数は、約5万軒だそうです。歯科医院が全国で約6万軒だそうです。これに対して、美容室は21万軒だそうです。アメリカは全米で人口も日本の倍あって、美容室の軒数は12万軒だそうです。

やはり多いですね。確かに、弊社の近くにも、何軒かありますし、駅の西口にも東口にも、美容室はたくさんあります。私は理容室派であり、美容室に行ったことがないので気が付きませんでしたが、実際によく見てみると多いですね。しかし、乱立できるというのは凄いですね。それだけの多くのお客様のニーズがあるということです。

その点、弊社が粘着シートや殺鼠剤などを仕入れているある商社さんの説明では、取引先5千社の中で、本当にネズミ駆除だけで運営しているのは、お宅の会社だけですよ、と言われたことがあります。

リフォーム屋さんの副業だったり、大工さんが高齢化で高いところが登れなくなってとか、掃除屋さんの副業だったり、専業と謳いながら、実はグリストラップの清掃が本業だったり、シロアリ駆除やゴキブリ駆除も実施していたり・・・
本当の専業というのは、確かに弊社だけという卸商社様の説明も理解できます。

兼業で普通の駆除会社が、ネズミ駆除を施工していたら、クレーム対応が多過ぎて潰れてしまうそうです。

美容学校があって美容師の育成。歯科大学があって、歯科医師の教育。FC本部があってコンビニなど加盟店があります。

いずれも理論的な指導をしてくれるものです。弊社の場合は、何もなくてただ飯喰いを4年間続けました。売り上げも発生せず、ただボランティアで、次から次へとご紹介頂く現場を施工し続けてまいりました。そして、駆除のノウハウの構築に自信を持って本格的な仕事として開業いたしました。理論構築しながら、研究所を建てて研究し続け、深夜や早朝の現場に立ち会い、日々頑張っております。浅学菲才を顧みず、日々の努力も気が付いたら、もう10年目になっておりました。