先般、税理士の先生との定期的な面談に臨んだ。消費税の課税方法をどちらを選択すると有利なのか、という説明を受けた際、ドキッとしました。

部門別の売上高を算出し、・・・。正直なところ、話は難しくてあまり理解していません。というより、私の頭の中では、どちらにしても課税方法の選択は、専門家の先生が色々のケースについて検討した結果、導き出された結論だから、「有難うございます。お手数をお掛け致しました。慎重に検討して頂いて、感謝申し上げます。」というだけで、タダ受け入れるために聞いていた、といったところが正直な感想である。

しかし、この説明の時に、私は焦っていた。気が付くとビジョンという大きな絵を書けていないことに気が付いたのです。部門別の売上高も結果であって、計画ではなかったのです。計画と現実の乖離など、検証するような話ではなく、結果的に出てきた数字だったのです。

気が付けば、日々のこと、各現場のこと、資材や薬剤のこと、スケジュールのことなど、オペレーションに気を取られ、現場に振り回され、スタッフのミスとか、慢性的な人手不足による<玉拾い専従者>に成りきってしまっていた。

税理士の先生のように、外部の方は数字で冷静に達観できておられる。着眼大局着手小局とは好く言ったものだが、着眼小局着手微局という有様になっていたと痛感させられてしまった。久し振りに冷静に自社の存在意義を意識して、未来図を描いてみようと思いました。