ある日、私はある高齢者の成年後見人です。という方からインターネット経由で、ねずみ駆除のご依頼を受けた。

 そこで、私は、「ご本人様は、ねずみ駆除の必要性を理解していて、弊社が業務を遂行する際、妨害されることなく、ご協力を頂けますか。」という質問を返信メールで送った。

 スケジュール担当者は、「いつ頃、現場の調査に伺ったら宜しいでしょうか。」というメールを送信した。

 すると、成年後見人の方からスケジュール担当者の方に、「生活保護を受けていて、予算がないので改めて予算ができたら、ご連絡します。」との返事があったそうです。

 しかし、私のご理解とご協力についての質問に対しては、今も返事が来ていないのです。成年後見人の方のご苦労も何となく察することができますし、ネズミで困っている様子も推察できるような気がします。予算がないから、という返事を頂いたけれど、弊社は見積もりも金額についても、一言も触れていない。なのに、予算がないから、という連絡。

 その後、どうされたのか、住所も分からず、メールの再問にも応答なし、気になってしょうがない。

高齢化の時代、独居老人とネズミ駆除の問題、随分以前になりますが、東京都の介護ヘルパーさんからの報告の中に、ネズミ問題が意外に多いとの報告があり、その中には、寝返りができない寝たきり老人の布団の中に、ネズミが≪巣≫を作ってしまったとか、寝たきり老人が足を噛まれた、という報告があったそうです。

駆除業者として、何ができるのか、どうするべきなのか。高齢化時代と駆除というテーマは、時代から回答を求められているような気がしてならない。必要は発明の母、という言葉がありますが、良いアイデアをお持ちの方、いらっしゃいましたら、弊社のホームページ経由でお教え頂けますでしょうか。

弊社も少ない件数ですが、児童養護施設や保育園など、子供に関する施設については、社内規定により一定の配慮をしていますが、少子化だけでなく、高齢化について、考えるべき時代になっていると実感させられました。