群馬県のレストランの現場が終了して、明け方になって帰社するため、関越自動車道を都心に向かって走っていた。正直眠い。他のスタッフは、いわゆる爆睡という状況であり、誰も運転を代わってくれない。

飲み物を飲みながら運転していて、眠気を覚ますのと、膀胱が膨らんできた実感があったので、パーキングエリアに立ち寄り、男子トイレに行った。

右端には、薄い緑色のユニホームのおじさんでトラックの運転手さんという感じの方、その左にジーパンを着ている青年が立っていて、私は左端に立ち位置を決め、ズボンのチャックを下げながら、何気に右隣の青年の方を見た、その瞬間驚いた。

何しろ、そのモノは、人間離れしている。大きさでいえば、馬である。馬が小便しているのをチラッと目撃してしまったのである。というより、視野に入ってしまったのである。

しかし、人のモノを見入るように見ることもできず、ヘェ・・~・・・・。そんなヤツが居るのか、と疑問に思った瞬間、私の首は、右向け右。そして、今度は凝視、注視、バッチリと見て確認した。

何と30センチはあろうかという、そのモノは、その青年のモノではなく、付けていたベルトをはずしたもので、ベルトの先が外れて下に向いていたのである。

ウエスタンブーツとよく似合っていた。太いベルト。ホッした。そんな人間いる訳がない。という私の常識は間違っていなかった。

車に戻ってみると、ドアを開けた時の音で、全員が目がさめたようなので、その太さ8センチぐらい、長さ30センチぐらいの、男子トイレで目撃してしまい、注視した事実について報告すると、久しぶりの下半身の話題とあり、全員爆笑して会社まで誰も寝なかった。