弊社のお客様の中に、千葉県浦安市で飲食店を経営されている会社がある。その会社から浦安のお店が復旧の目途が立たないので、当面は駆除施工を延期してほしい。との申し出がありました。立ち入りさえできないというので、早速様子を見るために行ってみました。
本当に酷いと思いました。交番が一戸建ての2階建てなのですが、傾いていました。住宅もあちらこちらで、傾いていました。地震による液状化が原因だったようです。
道路ではマンホールの蓋の丸い部分が地上40センチぐらいの高さに飛び出ていました。というより、マンホールは残って、地面が40センチ程度下がってしまったとのことです。ですから、道路施設管理の関係から、飛び出したマンホールと道路面を斜めにアスファルトで繋いでいるため、軽自動車のパンなど営業車のタイプでは、突然に大きく傾いてしまう状態でした。
たくさんの住宅が傾いていました。街中です。構想のマンションなどは、岩盤まで基礎の杭を打ち込んでいるので問題ないようですが、布基礎の工法で建築している木造住宅など、軒並傾いてしまっております。
マスコミでは東北地方ばかりが取り上げられることが多いのですが、身近な都県境の浦安で、こんなにも被害があったのかと驚くと同時に、今回の地震はフィリンピプレートのところで地震発生域が止まっているそうですが、もし万が一、首都直下型が発生していたら、と考えると恐ろしいものがあります。
ただひたすらに災害にあわれた方々にお悔やみを申し上げるしかありません。