関西の一流大学の学生が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいて、上半身裸になって、アトラクションに乗ったり、騒いでみたり、ワザとカヌーを転覆させたり、それらをツィッターにツイートしたとの報道に接した。
得意げに、嘘まで付いて、アトラクションを停止させた、とまでツイートしたそうだ。

馬鹿げている。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに始末書を取られたり、二度と立ち入らないという誓約書を書かされたり、どうしようもないガキのようだ。
大学側も適正な処分をすることだろう。

精神構造が疑われる。ひとつの大学だけでなく、複数の大学の学生達が横断的に集まって、事前に打ち合わせしてアトラクションに乗車して途中で一斉に上半身を脱ぐなど、いわゆるバカ騒ぎだ。低俗過ぎる。レベルが低過ぎる。

全国民に対して、3%程度の学生が大学進学していた時代は、本当のエリートだけが大学に進学した。
いわゆる帝大時代は、ドイツ語の原書を抱えて歩くぐらいのレベルがあった。
天下国家を論じたり、中世の哲学で口角泡を飛ばしたり、ゾンレンの世界に熱かった。

時代の変化とは言え、今の学生は人口の半分ぐらいが進学すると聞く。先般の田中真紀子さんが文科省大臣に在籍中に、物議を呼んだ言動があったが、話しの本質論としては、異論ではない。
ダメな大学を増やし、意味のない教育をし、どうしようもない躾もできない親を増やした結果ではなかろうか。

哲学する学生が減った。
一般教養科目も疎かにしている。
心理学でも、論理学でも、若い僅かな期間しか時間的な余裕はない。
その貴重な時期に、脳味噌の深堀りをしない学生が多い。

専門学校とは違う、大学の存在意義さえ理解していない。
偏差値教育、受験技術の習得、ゆとり教育など、この国の教育は、どこかが間違っていると思うし、バカ親を増やしてしまって、その二代目や三代目が、不始末なことを平気でする学生となってしまい、病根が深いと痛感する。