最近のバンコクは、東京より超高層ビルが多いのではないかと思うほど、ニョキニョキと建っている。
商業施設も大きな吹き抜けがあったり、シースルーエレベーターがあったり、日本の商業施設より綺麗なくらいだ。
そんなバンコクでは、大型のビル全体でネズミ駆除やゴキブリ駆除をしていないようだ。
現地の業者との提携により、技術指導に行くのであるが、大型商業ビルで各テナントごとに駆除業者に依頼している。バラバラの発注であり、気にしない店舗があったり、予算を掛けられない店舗があったり、様々の理由で駆除をする店舗としない店舗が混在している。
だから、駆除しない店舗の隣の駆除している店舗は、どんなに駆除しても隣店舗から侵入してきたりする。
高層ビルを建てる技術はあるようだけれど、ビル管理の技術というか、ノウハウというか、日本と格差を感じてしまう。
ドアには綺麗な制服を着たガードマンがドアボーイのように、お客様が入る度ごとに、ドアを開ける。見えるところには人も配置して、お金を掛けているが、見えない部分の管理体制などができていないようだ。
昔、ある職人さんが言った言葉。「見えない部分にどれだけの手を入れてあるか。そこが価値だよね。」と言われた言葉が思い出された。