弊社の現場に出掛けていく営業用の車両として、トヨタのハイエースという車種を使用してきました。本当に良く走ったもので、走行距離が24万キロを超えていますが、来月には車検になるので、そろそろ入替の時期かと考え、時期候補者の選定に入りました。
そんな時、最近のガソリン価格の高騰があって、できればディーゼル車が良いのではなかろうかと、社員からの声が上がり、計算してみました。
候補になった車は同じくハイエースで中古車です。平成20年の車両で、ディーゼル車は諸費用込みで245万円ぐらい、ガソリン車では諸費用込みで165万円ぐらいからあるとのことでした。ディーゼル車は32000キロ走行しているし、ガソリン車は47000キロ走行しているという中古で、燃料費の差額を計算してみたら、弊社のように24万キロまで乗ると仮定すると、驚いたことに200万円以上の差額が出ることが分かりました。
よく燃費の話となると、1リッター当りの走行距離数が問題になりますが、廃車までの走行距離を20万キロとして仮定し、燃費で割り算し、1キロ当たり走行単価を求め、20万キロなので、20万倍で計算したところ、5年後には車が買えてしまうほどの差額でした。
聞けば、最近のディーゼル車は低燃費で、クリーンな排気ガスで、環境にもガソリン車より優れているそうです。また、ドイツなどでは、自家用乗用車の約半数がディーゼル車だそうです。アメリカの人から伺った話では、日本よりガソリン価格がとても安いアメリカでさえ、燃費を考えて日本車を選ぶ人が多いのに、日本では燃費の悪いアメリカ車が走っているのに驚くことがあるそうです。
また、スリランカでは、「本物」と「偽物」という日本語が一般的な自動車用語として広く使われていて、その意味は日本車を本物として表現し、その他アジア諸国の車両は、偽物と言われるそうです。ちなみに、本当に言葉として通じているそうで、文書にして世の中に出すために複数の方に確認したところ、実際にそうです。と確認できました。
資源のない日本、日本の国内産業を守る意味からも、国産車を選択するべきだと思われます。趣向性とか、運転する楽しみとか、所有する喜びという自家用車や趣味の世界の車とは別ですが、営業用の車両としては、理屈に合わせて考えると、必然的に選択肢は決まってくるのではないでしょうか。
それにしても、24万キロ走ってきて、主要部品が壊れたことがないというのは、凄いと思いますね。従業員達は洗車することもなく、あちこちぶつけられ、凹みながらも走り続けている車には深謝申し上げる次第です。
営業用車両の買換えで分かったこと
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