とある美容室は、以前に弊社に見積もり依頼があったものの、他の業者が安くて、弊社にて依頼が来なかったのです。
その後、半年経過して、やっぱりと言っては申し訳ないが、弊社に改めて見積もり依頼があり、結果的にご用命頂くことになりました。
この２回目の調査に行ったときに、１階の美容室の経営者と店長さんから伺った話では、天井裏でネズミが走り出すと、店内で聞こえてしまって、誰が聞いてもネズミの走る音だと分かってしまうそうです。
そこで、店長さんが考え出した方法が、ドライヤーをお客様の耳元に近いところで、スイッチを入れることだそうです。乾かすでもない、髪の毛に当てるでもない、ただモーターの回転音で、ネズミの運動会をごまかすそうです。
もう一軒は、下町の居酒屋さんで、とても繁昌されているお店です。このお店がネズミの被害が酷くて、長年にわたって経営者の親友の大工さんに頼んで、あちこちと埋めてもらっていたそうですが、その大工さんが亡くなって、やっと他の業者に頼めるようになったとして、弊社にご依頼を頂きました。
このお店の場合は、何しろデカイ声を出すのだそうです。それも用もなく、用を作り出して、叫ぶそうです。２階の宴会場から、まずいと察知すると、「お２階様の焼き鳥はまだですか。」と１階の厨房に聞こえるような大声で聞くそうです。そうすると、厨房から「お２階さんの焼き鳥が間もなく上がります。」と答えるそうで、これを配膳係がみんなで「お待たせしました。焼き鳥上がりました。」と大声でお届けするそうで、「ウチみたいに元気な大声の店は、日本中探しても少ないと思うよ。」とは、若旦那さんの話でした。
それから３ヶ月間が経過し、ネズミが完全駆除できたら、お店に元気がなくなってきたような感じがして、「さぁ、ネズミが居た時と同じように元気出して、声出して」と大声を奨励しているそうです。
「だけどさぁ、ネズミの影響は凄いもんで、誰でも大声出ていたのに、俺が大声出してって、何回言っても、あの当時の頑張りは出ないね。」面白もんだよ。と若旦那さんはボヤいておられました。
