仕事柄多くのリフォーム会社様とお付き合いさせて頂いております。多くの住宅など仕事からネズミのトラブルに遭遇して、駆除業者を探して来られるようです。
ところが中には、悪いことを考える業者がいるものです。ネズミ駆除は儲かると思っている業者がいるようです。そして、ネズミの侵入してくる穴を塞げば、二度と入ることはなく簡単な仕事だ。とお考えのようです。
ところが、自分達ではどこからネズミが侵入してくるのか、侵入口が分からない。そこで、現地調査は無料です。という駆除業者に電話して現場に来てもらい、私どもの様な駆除業者に現地調査してもらいながら、自分達でその場所を教えてもらってしまい、自分達でちゃっかりと閉鎖するわけです。
皆さん、良心的なリフォーム業者を演じているつもりでしょうけれども、そんな業者ばかり数多く見てきている弊社の担当者は、確実にそのような魂胆(こんたん)を持っている業者は分かってしまうものなのです。
弊社は大切な場所は絶対に教えないのです。リフォーム屋さんではなくても、不動産屋さんでなくても、依頼主のご本人様の場合でも、大切なところは絶対に教えないのです。
なぜなら、教えてしまうと大変なケースになってしまうことが多いからです。大変なことと言うのは、閉鎖してしまうことなのです。素人の方などネズミ達の習性をご存じない方は閉鎖してしまうのです。これが誤りです。例えば、壁に穴があるという場合、穴を閉鎖すればネズミ達は出て来なくなってホッとされるかも知れませんが、間違いなのです。
なぜなら、ネズミ達の解放区を作ってしまったことになるのです。壁の裏側など、室内に出てくると困るけど、天井裏ならどこでもOKですよ。とネズミ達のパラダイスを提供してしまっているわけです。
ネズミ達の意のままにさせてたまるか。だから塞いでしまう。出て来られたら困る。だから閉鎖する。遭遇したくない。だから、穴を塞いで開けられないようにする。人間は努力しないわけにはいかない習性があるようです。
また、人間は自分のやったことを正しいことをしたと確信していたいようです。ネズミが増えちゃっているのに、結果的に駄目だったのに、やってはいけないことをやったにも関わらず、正当化したいようです。
閉鎖してしまうことは、壁の裏側を解放区にしてしまい、天井裏などはパラダイスを提供してしまっているのです。
だから、結果的にネズミ達の習性も知らないのに、家主に対して駆除できるようなことを言ってしまい、結果的には家主からもいい加減な業者として信頼を失うことになるとは気が付かないようです。