弊社では、ダニ駆除を関連業務として施工することがある。ネズミの影響なのか、<カユイ>という訴えとダニ駆除のご依頼が結構多い。ネズミ駆除を終了した後に、ダニ駆除を施工するのである。
このダニを駆除するための薬剤は、濃度を間違うとゴキブリも死ぬほどになっている。しかし、ダニだから濃度は低い。そんな濃度を厳格に守るためにスポイトで計測しながら薬の濃度を調整している。
いわゆる用法と容量を厳格に守っているわけです。仕事では守っているのに、私生活では、・・というお話。くだらないので、このあたりで切り上げて頂いても結構ですが、お暇な方は、続きを。
たまたま気が付いたのは、口内殺菌・歯周病予防をウリとする、うがい薬の一種で、今までは歯磨きの後に、グジュグジュ・ぺッっていうタイミングで実施していた。
ある時、その最中に家内に呼ばれた。「ハイ」と返事ができず、「うっー」と唸りながら、家内の方向に向いて、問いかけに対して、頷いて返事をし、洗面所に戻ってから、ペッだけをした。その間、グジュグジュグジュグジュグジュしたうえに、≪歯≫の隙間にジィワと送り込んでみたり、≪歯≫の外から内側に吸い込んでみたり、何しろ良くやった。
翌朝、目覚めてすぐなのに。口内がすっきりで、口臭も皆無に等しい。感激である。そこで、用法・容量を始めて読んだ。すると、30秒間、グジュグジュグジュグジュし続けてから、ペッーしなさいという意味が書いてある。
参考までに計測してみると、今までのグジュグジュ・ペッというのは、9秒足らずだった。
同じ製品なのに、定められた時間をきちっと守ると、爽快感がまるで違う。
これまでの人生、9秒ずつ意味のない儀式を繰り返してきた。50歳を過ぎ、知覚過敏だの、歯肉炎だの、歯科医院に脅迫されたり、褒められたり、通院回数が多くなってから、用法の誤りに気が付いた。
銀座の占い師に55歳の時に見てもらい、「大器晩成のタイプです。」と言われた。ことを思い出すあたり、めでたいタイプには違いない。