今回は、ネズミ駆除業者への上手な依頼の方法をご案内させて頂きます。中でもいかにして見積もり金額を安くさせるか、極意をご案内させて頂きます。

駆除業者が安い見積書を作成するのは、どんな時なのか。その駆除業者の立場になってお考え頂ければ、簡単にお分かりになられると存じます。

すなわち、駆除業者は、「この建物の場合は簡単に駆除できるな」と思えば安い金額になるのです。反対にどこから侵入しているのか、さっぱり分からない。という場合には、何回施工しても解決できる可能性は低いので、何回も施工しなければならず、安い金額では無理ですので、高めに見積もってしまうことになります。

では、どのような時に、「簡単に施工できると思うのか。」ということです。これは、侵入口などが直に見つかるかどうかです。そのためには、お部屋を掃除せずに、そのままの状態を維持して下さいとお願いしたいのです。

すなわち、丁寧に、そして、まじめに、お部屋の掃除を繰り返されている場合は、ネズミ達のフンも吸い取ってしまうわけですし、分からなくなってしまうわけです。

フンが散らかっていても、そのままにして置いて下さい。フンの大きさや種類だけで、どこに生息してどんな数のネズミ達がいるのか、駆除業者が見ればいろいろな事が分かるのです。例えば、どちらからどちらに向かっている時に排せつしたのか、方向さえも正確に分析することができます。

しかし、部屋中が荷物でいっぱいで、壁の確認ができないなどという場合には、駆除するよりも荷物の移動が仕事になってしまうと考えて、必要とする時間数として手間仕事の部分として加算されてしまいます。

ですから、フンなどは触らずに、荷物は片付けておく。これがポイントです。その他はできるだけ触らないでおいて下さい。特に建物外周部について、素人の方が侵入口を探そうとして荷物などを動かしますが、危険な行為です。なぜなら、ネズミ達は敏感であり、危険性を察知すると、想定外の行動に出ることが少なくないからです。

ですから、室内はフンを触らず、荷物は片付けておくこと。外部はそのままにしておくこと。以上が駆除業者が現地調査しやすく、見積金額が下がるポイントです。なお、駐車場がある場合、説明して頂ければその分のコストも下げられます。都心部などでは、駐車料金が意外に大きな負担になる場合もございます。