先日、ある飲食店の現場で、ネズミ駆除のための殺鼠剤を入れ替えに行った新入社員が先輩社員の言葉で、「さつま芋などをエサの上に乗せると良く食べることがある。」と言っていたのを思い出し、新入社員君が昼食に買ったファーストフード店のフライドポテトを千切って乗せたそうだ。

そして、1カ月後に現場に同行したチームリーダーがフライドポテトの乗っている殺鼠剤の紙皿を見て激怒した。「誰だ。こんな物乗せたのは?」と怒鳴ったそうだ。新入社員君は、さつま芋と同様にイモ類だし、美味しいものを乗せたのだから、褒められると思っていたのに、反対に怒られた。

ネズミは、フライドポテトを嫌う傾向が強いのである。絶対に食べないとは言わない。どうにも食べるものがないと、手を出すこともあるが、基本的には食べない。
ネズミに友達がいないので、その理由を聞くことはできないが、恐らく危険性を察知してしまっているものと考えられる。
WHOをはじめ、諸外国では規制されている、トランス脂肪酸。表示義務がなされている外国と違って、日本の内閣府食品安全委員会では、「通常の食生活では健康の被害は少ない」ということで表示義務を課していないのである。食品安全委員の見解では、「多くの日本人のトランス脂肪酸の摂取量は1%未満なので心配ない」というのです。
フライドポテト、アイスクリームなど大好きという女子高校生など少なくないと思われる。心配だ。
フライドポテトは常温で放置していても、表面にプラスチックをコーティングしたようなものなので1年経過してもカビも生えにくい。マーガリンも常温で放置しておいても、1年経過しても腐ることはない。

以前にも小欄にてご案内したかと思うが、東京23区の燃えないゴミを回収する業者のゴミの山にネズミが大量発生し、弊社がゼロにして完全駆除したことがある。その時にバターの容器に残っているバターをネズミがペロペロとなめているのを目撃した弊社スタッフがマーガリンで代用したところ、まったく食べなかったという経験がある。
イギリス・オックスフォード大学のピュリ医師らは、トランス脂肪酸が脳に与える影響について、注意欠陥障害(ADD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などを引き起こすとして警告を発している。〔東京医科歯科大学の名誉教授の藤田先生:『脳はバカ、腸はかしこい』205頁より〕
どうやらネズミは、察知しているようだ。フライドポテトは食べない。
ネズミは、WHOやアメリカや韓国など、世界の10の地域で表示義務があって、危険性のある物質であることを学習したとは思えないが、味覚や臭覚において、許可できない物質があったと思われる。
なお、経験値から申し上げると、ネズミより鈍感だと思われるゴキブリでさえ、マーガリンは食べない。
しかし、昨日の弊社の会議食は、コーヒーにサンドイッチであり、マーガリンの美味しさに全員完食であった。