弊社は守秘義務があるため、どこの、どんななど、詳細について固有名詞などを表示することができません。
予めご理解頂き、お許し下さい。

弊社に数年に一度の割合で、ご依頼頂くお客様の中に、ある動物園があります。ご承知のように、色々の動物にエサを与えていて、大型の動物などオリは鉄筋が10センチ間隔になっているので、ネズミは自由に出入りしてしまうのです。

今回のご依頼は、大型の獣がその主であり、夜行性で昼間は寝ているのです。困ったことに殺鼠剤が一切使用禁止なのです。
禁止の理由は、殺鼠剤によって死亡したネズミを大型の獣が捕食してしまうと、蓄積毒なので大型の獣の体調に悪影響があるかも知れないので、使用禁止というのです。

化学的な殺鼠剤という薬品が使用できない。もしそうなら、物理的に捕獲するしかない。そこで、「お客様の見えない箇所などに、捕獲器を設置しても良いですか。」とお聞きしたら、
その答えは、NOなのです。

この大型の獣は、強烈なパワーがあって、20分間で5メートルぐらいのトンネルを掘ってしまうというのです。
飼育係のご担当者様曰く、「展示室の内部に、何も置いてないでしょう。何を置いても破壊されてしまうからです。」とのお言葉。手も足も出ないというか、出せない。
殺鼠剤もダメ、そして、何も置けない。動物園の職員の皆様は、弊社に何を望んでおられるのでしょうか。マジシャンではない。祈祷師でもない。超能力者でもない。

オリの中には、どうしても土が必要であり、一面が地面になっている。その地面に穴がたくさんあって、地中にネズミが≪巣≫を作っている。
ネズミも夜行性で、大型の獣も夜行性、破壊力はあっても俊敏さがないので、ネズミを捕まえられず、エサはネズミが食べ放題になっている。

しかも、「施工は大型の獣が寝ている間にどうぞ。」と言われても、抜群の破壊力が横に居るところで、何をすれば良いのか。
毛は抜けるし、食欲は無くなるし、胃がキリキリする。時々、司令官として才能がないことに、イヤになることがある。作戦が立案できない。

ノウハウを開示できないので書けませんが、結果は駆除してしまいました。ヘェーっ、やるじゃん。弊社の面々は、大したものなのです。「毎度ありがとうございます。」「困っったら、また連絡します。ありがとう。助かりました。」嬉しい一言だ。