歯磨きをすれば、嗽(うがい)をする。歯磨きは、歯周病・歯槽膿漏・虫歯などの予防にもなり、いずれも口の中を綺麗にすることで、さっぱりもするし、お休み前の儀式となっている。

私なんぞは、金持ちではないが、歯磨き粉持ちなのである。ライオンのキシリデント、デンターシステマEX、サンスターのGUM、ライオンのデントヘルス、同じくライオンのブリリアントモアなど、日替わりメニューのように、またはコンディションによって、使い分けたり、最近ではブレンドなどという良いのか、悪いのか知らないが勝手な使用方法も編み出している。
ダブル殺菌とか、浸透殺菌とか、歯周病対策とか、いずれも綺麗に殺菌すること等の効能を謳っている。

ところで、このような数々の歯磨き粉を使用し、そのうえ4本の歯ブラシを使い分け、30秒ずつで分けながら、全体の≪歯≫を4分間という時間で丁寧に磨いている。

その綺麗に磨き終わった口の中、殺菌が終わった口の中、そこに,ばい菌を丁寧に塗り広げていた。もう一度、申し上げます。間違いではないのです。殺菌して綺麗にした後、ばい菌を全体的に行き渡らせていたのです。

答えは、うがいのコップだった。知覚過敏になる日もあって、時々滲みたりすることから、給湯を経た、コップ1杯の温かいお湯でウガイして、サッパリと洗い流していた、と思い込んでいたが、最終回答は、ばい菌なのである。

コップの底など、手で洗うと、ヌルッという感覚がある。専門家に聞いたら、そんなに悪さはしないけど、それらは細菌が繁殖していると考えられる、というのである。

ウガイして、残ったお湯は45度ぐらいあり、その後にコップの底に残ったお湯は、徐々に冷えながら、危険な温度帯をゆっくり下降するため、雑菌が繁殖しやすいとのこと。

コップは、置く前に蛇口のお湯を水に戻し、コップをすすいでから、中に水をいま一度切って、水分を残さず置くことが大切だそうです。

≪歯≫と歯ぐきの隙間や歯周ポケットなど、綺麗に歯みがきして殺菌できたとしても、ばい菌だらけのコップでは意味がないとのことだった。今度、お小遣いが貯まったら、歯ブラシを殺菌しておく収納ケースでも買おうかな、気にし始めたらキリがないような、そんな思いで頭の中では、どうしたら良いのか、迷うばかりであり、口の中のようには、すっきりしない。